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携帯電話の機種変更をした。

五年間使った携帯電話である。
五年前、親しくしていた女医の要請で機種変更をしたものだった。
前の俺の携帯には写真機能がなかった。彼女はそれを厭うたのだった。
俺は甘い顔で要請を呑んだのだ。
要請というよりは、半ば強制的、命令であったかもしれん。
今となっては、苦くも懐かしい。

想い出とも今日でお別れだ。
想い出というほどでもないけれど。
女医のことが忘れがたくて機種変更しないでいた、わけではない。
単に、俺は電話とメールができればそれで足りていたから、だけのことだ。


職場では携帯電話を使うことはない。
退勤後の連絡すら、俺は伝書鳩状態であるから・・・。
《連絡先》第一希望:自宅固定電話
      第二希望:自宅固定電話!
      第三希望:自宅固定電話!!
なのである。
ま、通勤・帰宅その他、車内にいるときは限られているゆえ、さほど困ったことはない。
ところが、通話が少々長くなった日などは、充電が持たなくなってしまった。

久しぶりにauの店に出向く。
若い女の店員が、冬モデルへの機種変更は0円です、と早速教えてくれた。
新しい機能に興味のない俺は、当然無料の冬モデルだ。
さらりと見回って、カードのような薄い機種が気に入った。胸ポケットにも収まりそうな薄さである。
それぞれの色の名前も、ブラックカード・プラチナカード・ゴールドカードと、クレジットカードを意識したものになっていた。
生涯絶対にもてないであろう、「ブラックカード」にした。
店員が「このお品は、指紋などが目立ちやすいですが?」と確認してきた。俺は承知した。

新しい携帯電話の面が鏡のようだ。俺の顔を映している。


一番に君にメールした。
きっと楽しそうな顔が映っていただろう。
最後に楽しい想い出を残してくれた想い出深い老兵は、俺のスーツのポケットで静かに眠っていた。

三月にしては大降りの牡丹雪が舞っている。
積もりもせず、儚い。美しい。

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昨日に引き続き暖かい一日になった。
春めいて、俺の気分も上々だ。

仕事は忙しかった。
午前は店。午後は現場。
いくつもの仕事が俺を追い立てた。
もてる気力と技術・知識を全て使い果たした気分。
少々、ぐったりした。


友達から嬉しい知らせが舞い込んだ。
密かに心配していたのが解決した。
しかし・・・。求職の電話をしたときのことを想像すると、笑いが込み上げてくる。君も言っていたように、ね。

「はい、○○屋です」
「○○ともうしますが・・・」
「はあ?!」
「求人の記事を見てお電話差し上げました、○○と申しますが・・・」
「ああ・・・」

きっとこのようなやり取りがあったのだろう。電話口の向こうとこちらでくすりと笑い合っただろう。

俺は安堵したのだ。よかった。頑張れる職場であってほしい。
暖かく春めいた一日であった。

俺の家は完成をみた。
住宅会社のたっての願いで、内覧会をする予定だ。
他人が俺の家を、住み着く前だとはいえ、ちょろちょろするのは好きではない。
世話になった大工さんの技を見せびらかす、という妻の意見に賛同を感じての同意である。

少しずつ、俺の部屋も片付けなくてはならん。本の詰込みが一番の手間である。
転勤族であったゆえ、ちゃちゃっとできる自信はある。
だが、親分に「すぐに発て!」の命令を受けた場合と異なり、やる気がいまひとつ。直前にならねばできない、悪い性質の発露か。


やはり夜になると冷えてくる。
昨夜の仕事で少々疲れ気味。
関節がきしむ。神経痛持ちの爺さんのようである。

面倒くせーちゃあ投げ出し、寒いっちゃあ「セツネェ」と言う。
心身ともにバランスは取れていると思われ。
ひとはそれを、怠け者というのです♪
・・・自省。
昨夜はどうも眠れそうになかった。
もうマイスリーごときでは眠れない。耐性ができてしまったのかもしれない。
友達とメールをしながら、手持ちのサイレースを飲んだ。
こくりとぐっすり深い眠りについてしまった。
メールが途中になってしまったのはそういうワケである。ま、言い訳であるがね。


旧ブログのむかつく書き込み。激怒。やり場のなさに嫌気が差す。

見下ろし視線で語るな、って。
おめーに見下ろされる俺じゃねーんだよ。

そのように思った。
女に叱られて励まされる種類の男ならば、喜ぶのだろう。
だが、俺はドラキュラ伯爵も真っ青のドSだから、嬉しくも何ともない。
彼女の書くモノは結構、素敵なこともあったのだが。書き込みで幻滅した。
俺の(ネット交際の)中では既に死んだ人であるからして、どうでもいいです。←内館牧子調w


秘密ブログならでは。こんな話のできるのは。

旧HP・旧ブログを休止宣言して、十日ほど。
もはや、再開である。
今のところ、完全秘密の、細々営業である。


このブログは交流が第一目的ではない。それは旧版と同じである。
ならば、何故ブログをするか・・・。

ひとには「表」と「裏」がある。
俺の「表」の姿は何と言おうか、非常に演技的である。職種の所為であるのかもしれない。
優しく、丁寧、真面目、勉強熱心。従って評価は悪くない。
だが、「裏」の俺はまったく違う。
煩悩も欲望も人一倍強く、嫉妬深い。
裏表があるのは悪いことではない。人ならば当然のこと。

静かに続けたいと思う。


寒くなった。
根雪のない冬が毎年続き、この冬もそのようであった。
今晩の雪はさらさらとした粉雪だ。強風に煽られて、斜めに吹き付けるようであった。
冷えきった大地は、地熱で雪を融かすこともできない。
道路は固く踏みしめられた雪で凍っていた。
そこへ風が積もった雪を吹き上げる。風の道を示して、白い蛇が地上を這う。這わせるだけでなく、天空に吹き上げさせる。
地吹雪。

君は地吹雪を見たことがあるか? ドカ雪とは無縁の土地に生まれ、生活している君は見たことがないかもしれないな。
厳しくて美しいんだ。こんな天気が俺は大好きだ。
車で出かけるには、横滑りが怖いものだ。
だが、歩くのは素敵だ。きっと、雪に埋もれながらも、びっしょり汗をかくだろう。

降りしきる雪の向こうに、かすかにクリーム色に滲んだ望月が見えていた。

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男性
誕生日:
1970/01/31
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