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退勤途中で。
信号待ちに停車したら、後ろから来た車が追い抜いて、行ってしまった。

無性にがっかりした・・・。
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美しい晴天。鮮やかな青空が広がった。


先日さわりだけ読んだ「こころ」を本格的に読み始める。
ほどなく戦慄する。

この「先生」は俺のことだ!

終末を、「先生」の行く末を知っているだけに、彼の心象がどのように描かれていくかが興味深くも、読み進めるのが怖い。
小雨模様。
昨日は妻と別床に寝た。
朝食はいつもどおり、用意されておった。ただし無言。
娘とは、もちろん子どもゆえ、会話はある。妻とはない。

「それは違うかなー?」と思いながらも、昨日行けなかった買い物へ出かけようと提案してみた。
「いいわ」と短く拒否された。
そりゃそうだろうと納得しながらも、とっかかりもつかめなかったかと残念に思う。
庭の小さな南天に赤い実のなったのを見つけ、誰ともなしに「南天に実がついたねー」と呟いてみる。答えはなかった。

ぴりぴりした空気に負け、自室で調べ物などして過ごす。
知らぬ間に妻は食品の買い物に出かけたようであった。

夕食は、俺のあまり好きではないとんかつ。妻の小さな仕返しか。
黙って食う。
針のムシロである。いや、自分で針のムシロをひいて座っているようなものか。

初冬の切ないような青空。銀杏並木の黄色いもみじが青空に映えて美しい。

昨日の帰宅後、妻が退職してきた旨を知る。
部長なり課長(詳しい役職不明)なりから、何か嫌なことを言われたようであった。
曰く「事務員の出勤を待って挨拶して帰るような、常識的な対応はできないのか?」とのこと。
その事務員が人事を統括しているのかと思ったら、そうではないらしい。世話になったのかというと、そうでもないらしい。???である。
パートの仲間にはちゃんと挨拶してきたというから、それでいいのではないかと俺は思う。

大体、常識的って・・・お前が言うな、お前が(笑)。
詐欺師集団のくせによー。

まったく、常識と口にする奴の常識こそ疑わしいものだ。


今朝は精神科に通院。
最近は仕事に重点を置いた生活をしてることを話す。それにやりがいを感じていることも。
精神的には落ち着いていると思われる。
経過観察ということで。

その後職場によって、午後3時ごろ帰宅。
すると妻の機嫌が悪い。
今日妻は自分と娘の洋服を買いに行くつもりでいたのだった。昨日その予定を告げられていたのを、俺はすっかり忘れていたのだった。
ぷりぷり怒っている妻に「すまんかったね」と謝罪。
しかし、妻の不満は爆発した。
俺の「すまんかったね」は感情がこもっていないとか言う。妻の予定など俺は気にしていないのだろう、と責める。
忘れてしまったのは悪いけれど、二人で買い物に出かけたらよかったのではないかと俺は思った。
妻は家族で買い物を楽しみたかったのだとなじる。
それから、俺が肝心な時にはいつも不在であることを言い連ね、俺が仕事人間で家庭を顧みないと結論付けた。
そんなことはないと思うのだが・・・。
「先生は病気や辛い思いをしている、かわいそうな人が好きなんだね」と妻が言う。絶句した。
「先生の身近で普通にしている私たちのことは、満足しているのだろうと思っているでしょ?」と言い、妻は涙を流した。
言葉がない。
確かに、妻や娘がそうまで不満に思っているとは知らなかった。
そして、俺が娘が幼稚園でどうしているか克明に答えられないことを、責められた。俺は子供にも関心がない、と妻は言う。
妻は自分一人で子育てをしているようだ、と言い、すすり泣いた。
興奮している。俺が何か言うと更に妻は激昂するように思えた。
「ねぇ、私たちもかわいそうだよ?先生は疲れていて、私たちは気ばかり使っている。もっと私たちのことも気にしてよ」と妻に言われた。

結構効いた。
妻の話をもっと聞かねばと思ったが、もう話すことはないとばかりに妻は黙った。
食い下がるべきだったろうか?
寝室に消えた妻子の後を追った方がよかったのか?
ぴしゃりと閉ざされた扉を開けて、入室する勇気が湧かなかった。


俺はかわいそうな人が好きなのか・・・。
誰がかわいそうで、誰がそうではないか、俺はわかっていなかったか。
沈黙のほほえみに甘えていたのであったか。
大切なものはなんだ? 家族ではなかったか?
家庭での俺の存在意味について思索し、反省する夜である。

雲ひとつない晴天。過ごしやすい、美しい一日であった。


通勤のついでに煙草を買った。いつも寄る自動販売機でもなく、行きつけのコンビニでもないところにある自動販売機であった。
それは新しい機械で、顔による年齢認証のカメラの付いているものであった。よってタスポは必要とされない。これはいいものだと俺は思った。
しかし機械は俺を成人と認証してくれない。いや、それは正しい表現ではないのかもしれん。が、とにかく煙草を売ってくれないのである。
二回も機械に拒否された。
俺の顔は成人の範囲に満たない幼さなのであろうか?
機械の認識データが拙いのであろうか?
或いは、俺のツラは人間離れしているとでも言うのだろうか?
とにもかくにも、データの更新を強く希望したいものだ。

矢島美容室について、友達に教えを請い、初めて知った。
テレビ番組の企画ものらしいが、流行っているのか? 俺はちっとも知らなかった。
♪ネバダから 来ています♪ 
何と感想を述べていいのかわからない歌詞が、頭の中をぐるぐる廻っている。そのうち鼻歌に歌ってしまいそうで、怖い。気を抜いた瞬間など危ないから、注意しようと思う。

大切な人に自分の気持ちを伝えたい、と思ったとき。
それだけのことが何故、とても難しいのだろう?
金風清しい、美しい一日であった。
気分はいまいち。つまらん気分であった。


幼稚園の迎えに行く道すがらに、妻が警官の尋問を受けたとか聞く。昨日の同時刻に、人身事故があり目撃者を捜しているとのこと、であった。
最近の警察官は物腰が丁寧になり、優しげになった。それは同感であるが、いいことなのか、悪いことなのか。昔の威圧感のある警官を懐かしく頼もしげに思い出す。
妻は「ぴっとした制服姿がかっこよかったー。男前に見えたー」とか言う。俺の制服姿には無感動なのに、いつから制服フェチになったのだろう、と思う。

ま、俺の制服姿はだらんとしているしねー。悪かったね、ぴっとしていなくて。
というか、俺の前で他の男をほめてはならん。

勝手に自分を卑下して、すねる。
少しつまらん気分が増した。

また、制服の女性警察官に悪さをする容疑者の俺、というしょうもない妄想をしてしまい、更につまらん気分加速。
ありがち過ぎてひねりが足らん妄想である。
妄想力の減退を感じる。
妄想力の減退は精力の減退に通ずるというもの。年齢の所為だろうか、体調の所為だろうか。
いや・・・きっと秋の所為だろう。
秋はアンニュイな気分。アップダウンが激しくてお疲れ気味、である。


左の膝に青あざを発見した。いつできたのか覚えていない。
秋の寂しい星空に、半分過ぎの月が「どうしたか?」とでも言うように、液晶画面を覗き込んでいる。

昨日、手術後初めての精神科受診をした。
雨模様の一日で、気持も沈みがちであった。あまり受診向きの気分ではなかった。
それ自体は健康な人にでもある、季節の変わり目の憂鬱感の、振幅幅の大きいものと考えられ、さほど心配は要らない。処方にも変化なし。

人恋しいような、独りになりたいような。アンビバレンツな心境にとらわれた一日であった。渦中の人にはけっこうしんどいものである。
缶入りカクテルなどという、小洒落たものを寝酒に飲む。アルコール分が低く眠くもならず。結局、薬に頼る眠りとなった。


本日も、曇りもよう。
洗濯が干せるだろうか、と妻が朝から心配している。朝っぱらから所帯じみていると感じ、返事はしなかった。
晴れ間が見えたり、翳ったりする・・・俺の気分もまさにそうだ。
寝室でぼんやり煙草をふかしているところを、妻に見つかった。ひどく叱られた。

禁煙の続いている君もがっかりしたろうね?
でも俺は煙草がないと寂しいのだ。口寂しい。
言葉を紡ぐべき唇が、言葉をなくして、煙草を身代りにほしがるんだ。

寂しさついでに、今晩も酎ハイを飲む。白桃味で口当たりがよく、うまい。
俺の口も白桃にあやかって、甘美な言葉を口にできればいいのに。皮肉な言葉ばかりが出そうで、嫌な一日であった。

晴天。暑かった。しかも、蒸し暑い。本日の最高気温は32度であったそうだ。
空調の緩く入った職場には容赦なく、陽光が照りつけていた。
駐車場の車のボンネットからは陽炎が発つ。

こんな暑い日であるというのに、妻の職場ときたら・・・。空調がないとか。
俺は、もうそこでアウトではないか、と思うのだが。妻は暑さに強いようで、窓を開けて入る微風があれば耐えられる、と言う。
そこまでしても、働きたいのかと思う。
聞いている範囲では、パート仲間との関係は良好であるようだし、仕事も基本的に座り仕事で楽だとか。時給も以前働いていたところよりも高い。俺がとかく文句をつける要素はない。
水分補給と休憩をこまめにとって、熱中症を避けるように忠告するしかなかった。

機嫌よく働きに出ているのに、俺は何とも・・・不満というか、納得のいかない理由がつかめずにいる。


あまり体調が良くないからか、何に対しても億劫である。
私生活の荒れを営業中は出さないだけの自信は、あるつもりである。しかし、俺の性質面を攻撃されると、もう如何ともしがたい。

冷たいのも、そっけないのも、冷静ということさ。
今では怒りを向けられるのも、コミュニケーションの一環だと思っている。
昨日の大雨のなごりか、小雨の降り続く一日であった。

俺の身体にはさまざまな苦痛が襲った。
嘔気は治まったが、食欲はなし。相変わらずのウイルスダイエットだ。
軽く脱水状態ゆえ、点滴にて補充しての勤務である。患者より俺の方が様子が悪い。
ここまで来ると、さすがにまずいと思われる。
まずいといっても対処療法に変わりはなし。


妻がパート仕事を見つけてきた。
10時から16時までの、問屋の倉庫勤務である。入出荷の作業をするそうだ。
また力仕事があるのではないか、と俺は余計な心配をする。心配をする俺の体調を、妻が心配している。
心配し合いの夫婦である。
ま、妻がいいと思って決めてきたのだから、俺は何も言うまい。
明日から来てください、と言われたことが気がかりであったが、幼稚園のあずかりのことなど、妻はもう手はずを整えてきてあった。
頼もしいと言うべきか。
予報は晴れだったが、曇り空。湿度の高そうな一日であった。

俺の風邪はまたもや進化(?)した。
非常に口が悪い。朝食も普段の半分しか食えなかった。無理やり食ったら、嘔気がきた。
食ったものを出すのは気が進まない。誰しもそうであろうが。我慢した。
我慢も職場に着いたころに潰え、吐いた。全部出した。しばらくは、胸がむかついて仕方なかった。
おまけに、大動物にふさわしくない血圧だったらしく、立ちくらみがした。
高熱があるわけでもないのに、暇を見つけては横になりたかった。

それにしても嘔気のあるときに、臭いの強い職場にいることの辛さよ。嘔気こそ最大の敵であるな。

昼も夜も、食思なし。腹が減らない。
俺の体内のグルコースは消費されつくし、今では脂肪が消費されていると思われる。
これはいいかもしれない。
風邪引きダイエットというか、ウイルス・ダイエット♪
くだらないことばかり思いついては、一人忍び笑う夜更けである。風邪のウイルスが、あほなことを考えさせるのだと思おう。


当然のように、風邪引きの俺は家庭内では排斥の対象である。
「あたしらに感染さんといてよ」と言う妻の元気具合が恨めしいことだ。

PCに向かう元気だけはあるが、早めに休むことにする。
昨日とはうってかわって、晴天。美しい一日であった。

俺は一日仕事。
仕事とは何か?
幸せになるために働いているのに、いつしか仕事が幸せにすりかわっているように思う。いわゆる、ワーカホリックに近い状態だ。
そうはなりたくないものだ。
幸い俺はそこまでは仕事を愛していない。むしろ、憎んでいる。
どうしても仕事が俺に惚れているらしい。


仕事なんて楽しくないことばかりだ。
尊いことをしているつもりもない。
金が欲しいからやっているだけ、とも言える。
すると俺は金で幸せを買おうとしているのだろうか。嫌いな方法だ。

いやいや、幸せは金が無くったって在るんだ。
貧乏研修医のころの、妻と俺の生活はまさに幸せであったではないか。
自分を俺はなだめる。
金のそこそこあることが、俺に罪悪感を感じさせるのだ。


他に潰しの利かないことである。
生涯一医師・・・寒気のする言葉である。
疲れた。
四川の大地震。驚いたことだった。
72時間も経っての救助要請にも驚くが。
もう20日には医療チームの引き上げが始まるそうである。何をしに行ったのやら、という気になる。
現場のチームも「もっとはやければ・・・」とやるせなさを抱えているtことだろう。
それでも懸命に捜索に当たる彼らの姿は尊い。

これ以上の大規模災害が起こらないように。
何より、これ以上の人命が失われないことを祈らずにはいられない。
金曜日は淋しいことがあった。
溜息ばかりが出た。

ぼーっとしていたら、病棟からのピッチが鳴った。
一瞬の合間に、俺は受話を逸した。
折り返しで掛けると、藤が出た。怖いお姐さんの総帥である。
何気ない風を装い「なにか?」と声をかけてみる。
不機嫌そうだった。
会話の最後に「すぐ出ない医者はいらんのよねー」と厭味まで言われた。
今日は藤まで様子が悪いようである。易怒性がばんばん発露されておった。


すぐって・・・3回コールで切る方も切る方だと思うぜ?
俺ですら5回コールまで待つ。
どちらもどちらかと思われるが、その2回が案外人間関係を維持していくものかと考える。
鬱病など精神疾患の病歴があるのは、やはり・・・他人には気をつかわれるのであるな、と。
そのようなことを知らされた。

それは仕方のないことで、わかりきっていたことではあるけれど。
近しいひと、病気をよく理解しているひと、ですら一般人は気を使ってしまうのだ。
一般人と書いたけれど、我々精神疾患者が異常人なわけではない。

鬱病なんか!
糖尿病や高血圧と同じくらいありふれた病気なのだ。
糖尿病患者に気を使うか?
高血圧患者を特別な目でみるか?

ま、俺は入院歴がないだけマシかもしれん。


一度言ったことを曲げるのは、ずるい。
俺の中での小さな違和感はずっと成長を繰り返し、今では不信感に近づいている。
もういいや、と思う気持ちが芽生え始めた。
肌寒いうす曇。
また天気が今夜から崩れ始めるらしい。

未明の帰宅で、朝寝坊を楽しんだ。
義母の居たうちの最後の頃からだが、妻はパッチワークを始めた。
パッチワークキルトと正式には言うそうだが、妻のそれは本に載っているような工芸芸術的なものではない。
正方形の布を繋げていくだけの簡素なものである。


なかなか優雅な趣味のように聞こえるが、そうでもない。
なぜなら、妻はストレスが溜まり始めると針を持つからだ。
以前、俺の仕事が今よりもっと忙しかったとき、独りきりの部屋で妻はパッチワークをして時間を過ごした。
子供ができないと悩んでいたあの頃、妻はやはり布きれを繋いでいた。黙って延々と繋いでいく姿は鬼気迫るものがあった。
今回は義母とのことがストレスになったのだろう。

以前と違って、楽しそうにしているし問題はなさそうである。ここ3日ほどの間で、小さめの壁掛けが出来上がった。
「やり始めると面白くて、やめられんのー」と笑いながら、また正方形の布を繋いでいる。
今度は何ができるのか訊いたら、「一応ベッドカバー。でもサイズがちょっと小さめやよ」と答えた。
小さめの作品が多いのは、ストレスが小さかったからなのか、久しぶりで慣らしのためなのか。わからない。


単なる趣味としてパッチワークキルトを楽しんでいるように、願っている。
これからも楽しんで布を繋げられるように、祈っている。
新しい家、新しい寝室、爽やかな目覚め。
どうせならば、お姫様のキスでも貰って目覚めたいものだ。
しかしそうは問屋がおろさねぇ。
なぜならば、俺の起床は4時だからである。笑ってしまうだろう?
どんな姫君でもまだ、夢の中の時間だ。ばーさんの姫君以外は、な。
俺の眠り姫は言わずもがな。


鬱病特有の早朝覚醒かとも思うが・・・。中途覚醒はない。寝つきも目覚めも上々である。
それになんと!、最近の俺は11時過ぎると眠気が差してくる。
ま、健康的なサーカディアン・リズムの持ち主と化したわけだ。
さすがに11時には寝ないのだが・・・。

当直などしているととても困る。
11時も半ば過ぎになると、頭の中では「蛍の光」が流れ始め「またのご来店を・・・」などとやっておる。12時近くになると、シャッターがガラガラと閉まり始める。
シャッターをガンガン叩きながら「まだ中では起きているんだろー!あけてくれや!!」と怒鳴るのだが、俺の頭脳は公務員体制とでもいうのか、時間通りに閉店してしまう。

俺の当直しているときは、夜中に来院しない方がいい。
疲れた感じの医者が・・・というより、メインコンピュータの落ちた医者が出てくるぞ。
俺の当直している、早朝まだ明けずの時間帯に来院するといい。
午前4時の、医者の一番不機嫌な時間帯にも関わらず、元気はつらつ、何かヤバイもんやってんじゃねぇか、って感じの医者が現れる。
「どうなさいました?♪」ってな。

何やら業界から異端視されそうであるな・・・。


そういうわけで、お姫様のキスで目覚められない。ちょっと悔しい。
(後付)
妻は一日目の京都見物を終えて、B嬢にお礼の電話をしたそうである。
俺がB嬢に礼を言うからとしておいたのだが、妻はどうしてもとB嬢の連絡先を訊いていったのだった。
口の重い妻がうまく礼を言えたのか、気になる。
俺からも礼のメールを入れておいた。
義母がいる今、妻以外の女性に電話できないのだよ・・・そこのところ理解して欲しい(汗)。

B嬢には電話をしておきながら、俺にはしてこない妻。
どうよ?と思った。
友達から、旦那なんかに電話するわけない、と嘲笑われた。
そうか・・・とも思う。
・・・ちと寂しいんだよー!

連絡のないのが無事な知らせ、とも思って就寝。

(後付)
金曜日の俺は多忙である。
本日も遅めの帰りになった。遅めといっても、深夜ではない。
義母は俺の帰るなり「いつもこんなに遅いの?!」と、怒りとも驚きともとれない表情で訊いた。

義母は俺の仕事の事情を知っているはずなのだが。最愛の娘である俺の妻のこと、可愛い孫娘である俺の娘のことを想うと、口説いてしまうのかもしれない。
ちらっとむかついたが、上記のように思うことで完全に抑えることができる。

食べてきたのだが、義母が夕食を用意してくれていたのを食べる。
妻の味とは少々違うのだな。ほんの少し甘め。向こうの地酒に合う感じ、と思う辺りが左利きのゆえん。


義母とはあまり話すこともない。俺のことを無口だ、と義母は言った。
「そうですかねー?」と俺は相槌をうつ。義父が俺以上に口数が多いとは思えないが?と、内心思う。
疲れているからだろう、と義母は勝手に解釈してくれた。
まあ、そうでもある。一日ひとと話す仕事をしてくると、帰宅後はしゃべりたくないときもある。

話す話題が思いつかず。
娘のことなどが中心であったろうか。
届いていた幼稚園の制服を着せたとか。とてもよく似合って、しかもお嬢様みたいだった、と悦んでいた。
娘の幼稚園は私立である所為か、制服が上等なのだ。ユキ・トリイというデザイナーのブランドである。
帽子もかばんも、持ち物の全てが指定品だ。
金が掛かって仕方ないのだが。どうしたわけかこの土地では、公立の幼稚園は僻地(?)にしかないのだ。

義母が言う。妻が旅行中のつもりでここへ来たが、娘の入園式が見たいからそれまで滞在したい、と。
正直、いやである。
しかし、いやだとは言えない状況。
脳をフル稼働させて、機嫌を損ねず断る言い訳を考えたが、思いつかん。
承知しておいた。然るべくだ。
妻が旅行に行っている間。
引越しまもない新居に妻の母がやって来て、俺の不在の間の娘の面倒をみてくれることになっている。
ついで、かどうか・・・俺の朝食とか夕食も支度してくれるのだろう。

「あの男」と呼ばれ、蛇蝎のように嫌われていた以前を想うと、夢のような親切ぶりである。
ま、孫娘が可愛いだけかもしらんが。

義母の中では俺は既に、可愛い孫娘の父親であるからして。
気にすることはないのだ。
俺も以前ほど義母に構えることもなくなったように思う。

ただ、ただ・・・「好きな姑」とはまだ認識できないでいる。
友達の指摘によれば、一生「好きな姑」にはなりえないであろう、とのことである。慧眼なり。
俺もそうだと思う。

嫁姑問題には比べるまでもないが、婿姑問題も結構気を使うのだ。
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