今年のヴァレンタイン・デーは、俺のような義理チョコ専門の男には昨日で終わったようなものだ。
といっても、俺の家では2月14日はヴァレンタイン・デーというよりは娘の誕生日である。
午前中、歯科受診。先日傷めた歯の治療。
外れた銀の下は思ったよりひどい状態ではないようだった。
汚れた部分を少し削られた。
少し、なのだが、とても痛かった。俺は痛みに弱いのだ。
まったく、歯医者とは恐ろしい場所である。できるかぎり近寄りたくない場所のひとつだ。
新しい銀冠のできるまで一週間。仮止めをされ、いくつか注意をされて解放された。
①固いものを食うな。
②楊枝・歯間ブラシ使用の禁止。
である。
帰宅後、妻からチョコレートのプレゼント。さまざまな形と味の、小粒のチョコレートの詰め合わせで、いつもの店の品物である。
昨日もらったチョコレートを合わせて、それぞれ少しづつ食べた。それほどチョコレート好きではないので、大部分は家族の腹に入ることとなる。
やはり妻のくれたのが一番旨いと思う。
午後はしばらくネットで遊んで、勉強する。
夕食は娘の誕生日の祝い。誕生日の近い俺の祝いも兼ねて。
スヌーピーのアイスクリームケーキにろうそくをたてて、娘の好物ばかり並んだ。
鶏の唐揚に、筑前煮に似た根菜の煮物、ジャガイモの味噌汁。娘の渋い好みである。
俺のためにはレタスの「馬小屋サラダ」。馬が食うのかというくらい量の多い、俺向けのレタス料理。
何事もなく、静かに過ぎる一日。生まれたことの意味を想う。