俺の家のカレンダーのひとつは、クルマ屋の持ってきたものである。
大きな日付のスペースが使い易いもので、重宝している。
一枚一枚の裏には、表の絵柄の、動物のペーパークラフトが付いている。楽しめるものだ。
今日、五月の一枚をちぎった。娘に与えた。
娘は幼稚園で製作などを習ってくるようになり、格段に手指の器用さが増したと思う。
はさみで慎重に、動物のパーツを切り取っていた。今月は、ちなみにアライグマであった。
組み立ては少し手伝ってやらねばならないだろう。
不思議なことに、娘の左利きは俺とは少し違う。
箸は左右自在。書字・描画は左のみ。右手で書きものは全くできないようである。
俺は箸だけは左でしか扱えない。書き物は下手くそな文字ならば、左でも十分書けるのである。
そして、娘も俺もはさみは右なのである。
これはいいことである。左利き用の刃物は高価であるから。
そんな話を妻に驚きを持って話した。
妻は縫い物のことを心配している。縫い物の左利きは不便なのだろうか。俺にはよくわからないのだが。
そんなことを心配するあたり、キルトをする妻らしいと思われる。
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