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大寒。
節季とは異なり、比較的暖かい一日であった。


近年の厳しい状況に俺の職場も外れることない。
上司が退職してからの後釜はまだ赴任してこない。ひとが決まっているのは決まっているのだが、諸事情により着任が遅れ続けているのだ。
乏しい人員で仕事を回していくのに、誰もが不安を感じている。
各々が頑張るほかないのである。

先輩と一緒に仕事をしているときのこと。
「なー、俺らってあやしいよなー」と先輩が言った。
『あやしい』という言葉の意味が俺にはよくわからなかった。別に挙動不審なわけでもなし、身分もはっきりしておる。怪しくも、妖しくもない。
先輩はよくこういう謎の表現を使用する。
「あやしいっていうのは?」と尋ねる俺。
「○○サンがいなくなったしさー」と答える先輩。
上司の○○サンが退職した所為で、残りの面々だけでは危なっかしいと言いたかったらしい、とわかる。
「そうですなー」と相槌を打ちながら、仕事を続ける俺。作業中は言語脳の働きを小さく取っているゆえ、反応が鈍いきらいがある。
「でもそれって、俺に対して失礼な言い方でもありますよねー」と先ほどの会話が消滅する間際にやっと、返す。
「そーかー?あーそうやなー」と先輩も言語脳が働いていないもよう。
先輩と俺の会話は遅々として進まない。
「君があやしいちゅうより、俺があやしいんやでー」と先輩が最前の発言を修正補強説明する。
「先輩があやしいと困りますよ」と俺がたしなめる。
俺があやしいとか、先輩があやしいとか、そればかりを口先だけで繰り返しながら、作業を終えた。
そばにいたスタッフは白けきっていた。意味のない議論に参加しないだけ冷静でよろしいのだが。
作業自体はあやしさもなく、無事終了。

結果は我々があやしくないことを証明した格好になったのだが。自分のやっていることに一抹のあやしさを感じ続けていることも、プロフェッショナルとしてはまっとうな姿であるように思う。


風呂上がりに大きなイチゴを一パック食う。妻と子の分は別に食べてしまったからとのことで、遠慮なくかぶりつけた。
赤くピカピカしたイチゴ、噛むとさくりと良い音がした。瑞々しい。


日課の終わった後、妻を書斎に呼び、夫婦として、男と女としての話をする。
実際の事件を端緒に話を始める。あのときの俺の正直な気持ちを語った。それを踏まえて、俺の望んでいる性のありようを述べる。
妻に要求するのは以下の二点。
①あのときの所業はなにゆえにであったか。その答え。
②妻の望む性のありようはいかなるものであるか。その意見。
妻は「そんなこと話し合わないとだめなんー?」と言う。だめなのだ。
しばらく考える時間をくれという妻に、きっと考えてくれと云い伝える。
幸せに暮らすために、齟齬を少しづつ埋めていくべき会話が必要なのだ。どんなに照れくさく、難しい問題であっても。

今回はたまたま俺が提案をした。いつか妻のほうから提案があったとしても。
相手のために一生懸命なんらかの答えを出そうとし続けることに、愛が存在するのだと思う。
妻が何と言ってくるのか、楽しみである。
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