蒸し暑い。台風の影響か。
午前中、職場に出かけた。客たちの間をめぐり、書類仕事を済ませた。
帰宅途中に事故に遭遇。
反対車線で、単車と2トントラックの接触事故であった。
俺の側の車線に転がった単車の青年はしばらく起き上がれなかった。俺の車の速度がもう少し速かったら、青年を轢いていたことだろう。たらたら走っておって良かった。
ハザードを点滅させて車から降り、青年の様子をみる。
「大丈夫ですか?」と声をかけると、「大丈夫」と以外にもはっきり返事をした。しきりと単車のことを心配している。
青年を歩道に導き寝かせて、トラックの運転手に救急車を呼ぶように指示。道路に転がった単車を起こして、路肩に移動させる。オイルが漏れているようだった。また、ギアが入ったままで移動させにくかったが、なんとかなった。
青年は救急車に乗るのを嫌がって、自分で病院に行くと主張した。しかし、頭を打っていることもあり、無理をするなと、救急車を待つことを命じた。
ほどなく、救急車到着。救急隊に青年の様子を手短に伝えた。
あとは警察の管轄だろう。
実のところ、俺は接触の瞬間を見ていなかったので、役に立てそうもない。その旨、トラックの運転手に伝えて、その場を辞した。
帰宅後、妻に事故に遭遇したことを話し、車の運転にはよくよく注意をするように話す。妻は車に乗ると人が変わり、かなり・・・ありていに言えばスピード狂めいているのだ。
妻は届いたばかりの新しい車にまだ慣れていないゆえ、そんなに速くは走らないよ、と言う。怪しいものだ。
ま・・・、今まで無事故であるからして、妻なりに注意しているのだろうとは思う。しつこく言い立てて、雰囲気を悪くする問題でもなし。そこまででやめておいた。
職場での就寝中、つま先を誰ががすっと触っていったような感覚に襲われて、目が覚めることがよくある。俺はそれを指して、幽霊に起こされた、と表現する。
或いは、リーチ部屋の扉の下にわだわだと白いもやのようなものが集まって見えることも、たまにある。あれはなんなのだろう?
未だ納得のいく説明ができないが、そのような現象がときどきある。
俺は同業者に冗談めかして語るが、女子職員の中には霊体の存在を信じている者もいる。
君を怖がらせたかな?
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