今日は一日眠ってばかりいた。
飯も食わず。家族は完全に俺を放っておいてくれる。これも優しさなのだとしたら、なんと残酷な優しさだろう。
友達の姪の生まれたのを聞く。
赤ん坊の誕生。俺もかつては望まれて生まれた赤ん坊であったはずだ。
姉に続いての待望の長男であったときく。
それなのに、家のためにならない長男になってしまった。
何もかもが辛く苦しい。
言葉はほしいが、今の俺には普通の言葉さえ刺すように感じられる。
俺のほしい言葉はわかっているのだが、思うような言葉をかけてもらえない。思うような言葉が何なのかすら、俺にはわかっていない。
もう目が覚めなくてもいいと思う。
PR