どんな愛情でも、想われているのは力を与えてくれる。
俺も俺なりの愛情を返そうとする。
自分の感情をそのままに伝えたいと思うが、言葉は足りなくて。足りているはずなのに、もどかしくて。
どんな風に伝わっているのだろう、といつも不安に思う。
しかし、そんなことは心配するほどのことではないのだ。
俺は自分なりに君の言葉を理解する。俺の経験したことによって。俺の言語感覚によって。
さほど違わない感覚を持つ相手だからこそ、思いの相互作用が生まれる。
俺に伝わってくるように、君にも伝わっているのだろう。
素直といえば、これほど素直なことはない。嘘をつけないのだから。
きょうだいのように、仲の良い恋人のように、長年来の友人のように。
鏡の中のもう一人の自分をみるように。
理由はわからないが、これほど言いたいことのわかる相手もおらぬことよ。
おそらく、血を分けた姉弟よりも、妻よりももっと、近しい心の持ち主なのだろう。そう思い知らされる場面が幾度と無くあった。これからもそうなのだろう。
戸惑いながらも、それは俺にとって、とても楽しみなことである。
俺のブレーキランプは6回だ。もしくは7回である。
日本語の文法ではそれが正しいはずである。
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