昨日の幼稚園の始業式、および今日の登園で、娘もたいそう疲れているのだろう。
早めに寝付いた。
俺たちの寝室の畳コーナーで、布団の隅っこに寄って眠っている。壁にぴったり寄り添って眠っている。
子供は狭いところや隅が好きだが、何故なんだろう。
子宮の記憶か?
あどけない寝顔が可愛らしい。
入園式を入れても3日しか、登園していないのに。娘の中には何かが芽生えつつある。
あみださま・しんらんさま。
入園式でもらった親鸞聖人の童子姿の人形に、娘は毎朝「しんらんさま、おはよう」と挨拶する。幼稚園から帰ると「しんらんさま、ただいま」と挨拶するそうだ。
幼稚園の玄関にある像にそれらの挨拶をする習慣付けがされているそうで、家でも実践しているわけだ。
既に、といおうか。
子供の心は純粋である。何もかもそのまま受け入れられる。
娘の心には「しんらんさま」が宿り始めている。「あみださま」がいつも見守ってくださることも。
「信順」という言葉がある。
信仰のない俺は何を信じ、何に従うのだろう?
良心・自尊心・責任感・愛情・・・抽象的な言葉が思い浮かぶ。
明らかな対象のある娘が羨ましくもある。
いや・・・、ひとを信じ、信じる自分の気持ちに従いたいと思う。
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