(後付)
俺は最近パソコン(窓機)に触れられなかったのにはわけがある。
妻がオークションにはまっているからである。
パッチワーク用のハギレなどをいくつもいくつも入札しては、パソコンの前から動かない。
オークションでは実際の生地の様子などわからないのではないかと、俺は思うのだが。妻は生地の種類とブランド(?)でわかるらしい。
市価よりいくらか得なのだという。
そして落札した商品が毎日のようにメール便で届いている様子である。
来るたびに中をあけては歓声を挙げ、喜んでいるのを眺める俺である。ま、悪いものではない。
大した趣味もない俺から見れば、妻の楽しみは羨ましい限りだ。
それにしても、小さめのベッドカバーとやらが出来上がっていないのに、そんなにハギレを集めてどうするつもりなのだろう。
妻が言うには、これくらいのハギレならば、もう一つベッドカバーを作ればすっかり無くなってしまう、とか。
娘がまだベッドを使っていないのに、ベッドカバーはいくつも要らないと思う。洗い換えのためか?
ベッドカバーばかり作らないで、小物や別なものを作ってはどうか、とアドバイス。
「小物はすぐ(作業が)終わってしまうやん。つまらんのやもんー」とか答える。
「マットは、作ったものが踏まれるのはヤやしー」とも言う。
「タペストリーは飾るほどの腕ちゃうしなー」と小首をかしげる。
だから、ベッドカバーなのか・・・。笑ってしまう。
なんか・・・、可愛かった。
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