新年は雪に覆われてであった。
今朝仕事を終えて帰宅。
届いていた年賀状と新聞を眺める。
正月特有の分厚い紙面、別編集の紙面。沢山の新年を寿ぐ文字と絵が並んでいる。この願いのままに、今年が安寧なものであるように、祈る。
年賀状はいつもとほぼ同じメンツである。
学生時代からの知人友人、大学の元同僚・上司などが多い。彼らの賀状の余白に書かれた近況を読むのは、俺にとっては結構つらい作業だった。
己の仕事を完成に向かって着々と進めている様子に、羨望す。
羨望は罪だという。自らのうちにくすぶり続ける煩悩の強さに苦笑する。
彼らと俺を比べることにどれほどのことがあるだろう?
俺は俺に与えられた場所で、そのときどきを懸命に生きれば、それでいいのだろう。
寝当直に近かったのだが、さすがに疲れて昼過ぎから寝る。
夕方に起きだし、食事。
「タンホイザー」を聴きながら本格的に飲み始める。
一人は寂しくもあり、気楽でもあり。
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