昨日、手術後初めての精神科受診をした。
雨模様の一日で、気持も沈みがちであった。あまり受診向きの気分ではなかった。
それ自体は健康な人にでもある、季節の変わり目の憂鬱感の、振幅幅の大きいものと考えられ、さほど心配は要らない。処方にも変化なし。
人恋しいような、独りになりたいような。アンビバレンツな心境にとらわれた一日であった。渦中の人にはけっこうしんどいものである。
缶入りカクテルなどという、小洒落たものを寝酒に飲む。アルコール分が低く眠くもならず。結局、薬に頼る眠りとなった。
本日も、曇りもよう。
洗濯が干せるだろうか、と妻が朝から心配している。朝っぱらから所帯じみていると感じ、返事はしなかった。
晴れ間が見えたり、翳ったりする・・・俺の気分もまさにそうだ。
寝室でぼんやり煙草をふかしているところを、妻に見つかった。ひどく叱られた。
禁煙の続いている君もがっかりしたろうね?
でも俺は煙草がないと寂しいのだ。口寂しい。
言葉を紡ぐべき唇が、言葉をなくして、煙草を身代りにほしがるんだ。
寂しさついでに、今晩も酎ハイを飲む。白桃味で口当たりがよく、うまい。
俺の口も白桃にあやかって、甘美な言葉を口にできればいいのに。皮肉な言葉ばかりが出そうで、嫌な一日であった。
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